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新耐震基準と旧耐震基準

更新日:2021-05-18


「新耐震基準」 あまりなじみのない言葉だと思いますが住宅の買取においては重要な言葉になってきます。
「新」があれば「旧」もあるの?と思う方もいるかもしれませんが・・・あります!1981年6月1日より前を「旧耐震基準」それ以降を「新耐震基準」呼んでいます。
なぜ1981年なのかというと1978年に起きた宮城県沖地震を受けて耐震基準が大きく改正されたからなんです。大まかにいうと「旧」では震度5程度の地震で倒壊しない、だったのが「新」では震度5程度の地震ではほとんど損傷せず震度6強~7程度の地震で倒壊しない、という基準に変わっています。
「旧」の方では震度6以上の地震については特に基準が定められておらずここが一番大きな差だとおもいます。
では1981年6月1日に完成した建物ならば新耐震基準に適合しているかというと必ずしもそうではありません。建物を建てる前に各種基準に適合しているかチェックする建築確認申請を確認機関に提出し建築確認済証の交付を受ける必要があるんですがこの交付日が1981年6月1日以降であるかが新耐震基準に適合しているか否かを見極める重要なポイントになります。
もちろんこの新耐震基準に当てはまるかどうかが買取できる金額、買取の可否に大きく関わってきますので売却をお考えの方やご自宅の耐震性が気になる方は一度確認してみてはいかがでしょうか。

公開日:2021-04-21

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